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宅建の民法が苦手!捨てる前にしてほしい学習を解説!

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「宅建の民法が難しい・・・」

「民法を勉強しないで宅建に合格したい」

宅建の権利関係で出題される民法が苦手で勉強に苦労しているという人は少なくないのではないでしょうか。法律学習が始めてだと理解が難しいですよね。

中には民法を捨てたいという人もいると思います。

そこで本記事では、宅建民法を捨てることの是非や勉強法について説明していきます。

宅建の民法を捨てるのはアリ?

宅建試験は合計で50点あり、そのうち民法は10点分ほどですが、合格点は30点後半になることもあるため、民法を捨てるのは現実的ではありません。

民法を捨てる場合、他で満点近く取る必要があるので、合格点を取るのはかなり厳しくなります。

宅建試験は過去問だけでは7割~8割程度しか取れず、狙って満点を取りにいくのは難しいからです。

民法を捨てるとまではいかずとも、頻出分野(詳しくは後述)に絞った対策をして、簡単な問題は拾えるような学習をしましょう。

宅建試験における民法

本章では、宅建試験における民法について説明していきます。

出題数

宅建試験における民法は、「権利関係」という科目の中に組み込まれており、権利関係は以下のような配点になってます。

民法:10問
借地借家法:2問
区分所有法:1問
不動産登記法:1問

権利関係は例年14問出題されてます。

上記の通り、不動産に関する法律が中心です。

目標得点

権利関係は14点中8点から10点は目標得点としたいところです。

民法は条文数・判例がかなり多く、問題も過去問にないものが出題されることがあるため、満点は難しいです。

民法で満点を取りにいこうとすると逆に他の科目がおろそかとなり、合格が遠ざかります。

民法は10点中6点から7点取れれば御の字なので、基本問題を落とさなければいいというスタンスで学習を進めましょう。

宅建民法の勉強法

本章では、宅建民法の勉強法について説明していきます。

テキストで理由付けを覚える

民法は他の分野よりも理解が求められるので、単純な暗記だと問題を解くことが難しくなります。

結論だけを覚えようとせず、各条文や判例がどういう趣旨で成り立っているのかよく理解していくよう努めましょう。

理解せずに問題だけを解いていっても実力は身に付きません。問題を解きつつ、随時テキストに戻り、理解を深めるようにしましょう。

持っているテキストに解説の物足りなさを感じるなら、テキストを変えてみるのも検討したほうがいいかもしれません。

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過去問中心の勉強をする

民法は1000条以上あり、そのすべてを学習しようとすると大変ですし、無理です。

宅建の民法は過去問で出題された範囲内で学習し、その範囲以上のことをしないことが大事です。そうすることで、民法にて合格点を最短の勉強時間で取れるようになるでしょう。

民法で点が伸びないと学習範囲を広げたり、難問に時間をかけたりしてしまう人もいますが、そうすると逆に基本問題を勉強する時間が減り、取りこぼしてしまいます。

過去問演習を中心に重要論点を確実に取る学習を心がけましょう。

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図表で覚える

民法の知識が増えてくると、似たような条文や判例で混乱してしまう人も少なくないと思います。

そんな時は、図表で知識を整理することも有効です。テキストでの学習が苦手な人も図表なら頭に入ってくるという場合もあると思います。

自分で図表を書くのでもいいですが、個人的なおすすめは宅建のまとめ本の利用です。まとめ本では宅建の重要要点を図表を中心に解説してますから効率的に復習ができます。

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重要・頻出論点を押さえる

民法は条文数が多いので、すべてをまんべんなく学習するのは非効率的です。ある程度よく出題される重要論点に絞った学習も大事です。

宅建民法における頻出分野は下記の通りです。

・制限行為能力者
・意思表示
・代理
・時効
・不動産物権変動
・抵当権
・債務不履行と解除
・賃貸借
・相続

参考:アガルート「宅建試験の「権利関係」の出題傾向と勉強法」

上記の分野は毎年出題されやすいので、得意にしておきましょう。民法に勉強時間をあまり割けない場合も上記の分野はある程度仕上げておいたほうがいいと思います。

また、論点の重要度がわかるような教材を使うこともおすすめです。

例えば、毎年のように出題される論点はA、たまにしか出題されない論点はCといったような表記があるテキスト・過去問集を選ぶようにしましょう。

勉強時間がないという人は、とりあえず重要度Aランクに絞った学習をしてみてください。

通信講座の受講も検討する

民法は法律初学者などには理解が大変で、独学だと特に学習が難しいと思います。

独学では民法をまったく理解できそうにない、合格点を取れそうにない、といった場合は宅建通信講座の受講もおすすめです。

通信講座では、講師がわかりやすく民法を解説してくれるため、民法を無理やり暗記する必要もなくなります。

おすすめの宅建通信講座は下記の記事にて詳しく書いてますので、ぜひ併せてチェックしてみてください。

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まとめ

今回は宅建試験における民法の攻略について紹介させていただきました。

民法は法律初学者にとっては難しいと感じる論点も少なくないと思います。単純な暗記ではなかなか身にならない分野なので、時間はかかっても理解重視で学習していくことをおすすめします。

一方で、条文数が多く、学習範囲が広いため、どこまで学習するべきか判断が難しい科目です。完璧を目指そうとするとキリがないので、あくまで過去問を完璧にするというスタンスで学習を進めていきましょう。

※当ブログでは宅建に関して役立つ記事を多く載せてますので他の記事も併せてご覧ください。

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  • この記事を書いた人

エムツー

行政書士事務所の代表・フリーランスのライター・ブロガーとして活動中 | 不動産業界未経験から宅建に一発で合格 | 本ブログでは宅建の勉強法や教材・講座選びなど役立つ情報を提供していきます | 執筆・相互リンク等のご相談はお気軽にお問い合わせください ※本サイトはPRを含みます | ⇒執筆者情報

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