宅建勉強法

宅建に合格するための完全ロードマップを徹底解説!【初学者向け】

「不動産業界未経験だけど宅建に合格したい」

「法律を勉強したことないので宅建の学習をどう進めればいいのかわからない」

法律学習や不動産業界が未経験だと宅建の学習を始めることに不安を感じてしまうのではないでしょうか。

宅建は合格率が低く、学習範囲も広いので、しっかり学習計画を立てて勉強を進めていくことが大事です。

そこで本記事では、初学者向けに宅建に一発合格するための完全ロードマップを提供していればと思います。

本記事を読んで、本試験までの学習計画をしっかり立てましょう。

宅建士試験とは?

本章では、宅建士試験について説明していきます。

試験概要

試験日 10月の第3日曜日
受験資格 なし
試験形式 4択マークシート形式
試験内容 宅建業法
権利関係(主に民法)
法令上の制限(建築基準法・都市計画法など)
税・その他(固定資産税・不動産取得税・統計など)

試験は毎年10月の第3日曜日となってます(コロナの影響により2020年は2回にわたり実施)。

全問マークシートなので記述はありませんが、非常に幅広い範囲から出題されるため、様々な分野に関する知識が求められます。

宅建業法は20問、民法が14問出題されますので、これら2科目だけで3分の2の出題です。宅建業法と民法に関しては特に勉強に力を入れて、苦手科目としないようにしましょう。

宅建士試験公式サイト

合格率・難易度

宅建は相対試験なので合格点は一定ではありません。簡単な問題が多い年であれば合格点は上がり、難しい問題が多ければ合格点は下がります。

合格率が毎年15%から17%ほどで推移しており、受験生のうち8割以上落ちる試験となってます。

・宅建の合格率推移
令和2年度(12月):13.1%
令和2年度(10月):17.6%
令和元年度:17.0%
平成30年度:15.6%
平成29年度:15.6%
平成28年度:15.4%

※TAC公式で合格率の推移を詳しく確認できます
⇒TAC公式「宅建の合格率は?出題範囲や難易度を解説!」

他の受験生のレベルに応じて合格難易度が変わる試験なので、本試験前に模試を受けるなどして自分の実力を確かめておく必要があるでしょう。

宅建の難易度はどれくらい?簡単というのは嘘?

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必要な勉強時間

宅建合格ための勉強時間は、初学者の場合は300時間から400時間は必要で、早い人で200時間程度です。

期間としては半年程度は必要となるので、4月くらいから少しずつ学習を開始したほうがいいでしょう。

独学で合格された方たちの実際の勉強時間に関するアンケート等を見てみると、宅建の合格に必要な勉強時間は、一般的に、300時間から400時間くらいと言われています。

合格された方たちが勉強を開始する時期として最も多いのが4月頃です。
参考:アガルート「宅建に独学で合格するのに必要な勉強時間は?科目や時期に応じた配分も解説」

前提知識や業界経験の有無によって必要な勉強時間は変動しますが、いずれにしても、ある程度まとまった勉強時間・学習期間は欲しいところです。

もし、法律や資格の勉強自体が初めての場合は、より余裕を持った勉強時間を確保しておいたほうがよいでしょう。

宅建合格に必要な勉強時間の平均や目安は?最短は100時間?

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宅建の科目別攻略と目標得点

この章では、科目別の勉強法、目標とするべき得点を解説していきます。

宅建業法

宅建試験では出題数が一番多く(50問中20問)、宅建試験では合否を左右する科目です。

満点近くの正解率を目指すべきであり、取りこぼしても8割程度に留めるようにしましょう。

出題数が多いだけあって、過去問を解くだけでも網羅性があり、高得点が期待できます。

テキストである程度理解できたら、すぐ過去問に取り掛かり、問題に慣れましょう。

問題としては、微妙なひっかけ問題が多く、正確に記憶、理解していないとちょっとした間違いに気づけないことが多いです。

そのため、過去問や模試などできるだけ多くの問題を解いて、どんな角度から問われても間違えないよう知識の精度を高めましょう。

目標得点は、20問中17問としましょう。

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権利関係

以下の法令に関する問題が計14問が出題されます。

 

  • 民法
  • 借地借家法
  • 区分所有法
  • 不動産登記法

 

上記のうち約10問は民法からの出題であり、民法である程度得点を確保することが重要となります。

民法は法律の中では比較的イメージしやすい部類に入りますが、法律初学者などにとっては学習が難しい場合があるでしょう。

条文を丸暗記しただけでは、問題を解くのは難しいので、条文の制度趣旨を理解したり事例を見ながら学んでいけば、応用力もつき、忘れることも少なくなります。

そのため、民法の学習にあたっては、制度趣旨や事例が豊富なテキストを選んだり、説明が上手な予備校講座を選択することが大事です。

また、過去問学習が基本ですので、まずは過去問をしっかり完璧にしましょう。

民法以外の科目については、過去問を中心とした学習で問題ありません。

過去問以外にもまだ出題されていない分野が多いですが、そこまで手を広げると、きりがなく、得点につながりにくいので費用対効果が悪いです。

そもそも、宅建は相対試験ですから、他の人ができない問題は解けなくても合否の分かれ目とはなりません。

目標得点は、14問中10問としましょう。

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法令上の制限

土地や建物等に関する権利についての法律を問う科目です。

具体的には、都市計画法や建築基準法,国土利用法などがあります。

ひたすら暗記していく科目であり、細かい項目や数字が中心であるため、業界の人でないとイメージしづらく覚えていくのが大変な分野です。

そのため、民法同様に制度趣旨を意識しながら覚えたり、表や図を繰り返し確認したり、少しでも覚えやすい努力をしていくようにしましょう。

目標得点は、8問中5問としましょう。

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税金その他

税金に関する法律や、その他不動産評価、土地建物、統計情報などについての問題が出題されます。

こちらも法令上の制限同様に暗記科目であり、暗記の仕方について各自工夫する必要があるでしょう。

制度趣旨の理解、表や図の確認をしていくことが近道となります。

目標得点は、8問中6問としましょう。

目標の合計得点

50問中38問の得点を目標としましょう。

近年はこれくらいの点数であれば合格点となっています。

宅建業法と民法でしっかり得点すれば他で多少ミスっても合格点は取れるはずです。

極力苦手科目を作らないようにするとともに、科目ごとの勉強の優先順位と力の入れ加減を気をつけて勉強計画を立てていきましょう。

宅建の勉強法

本章では、宅建合格のための基本的な勉強法について説明していきます。

テキスト選び

宅建の学習を始めるためにはまずテキストにて基本論点をよく理解していくことが大事です。

問題集だけですまそうという人もいるかもしれませんが、宅建はとても学習範囲が広く、単純な暗記では対応できない部分もありますから、テキスト学習はしたほうがいいです。

まずテキストを1~2周して、問題集に取りかかり、わからない点があれば随時テキストに戻るようにしましょう。

テキストは大手予備校を含めて複数のシリーズがあり、それぞれ特徴や強み、解説のわかりやすさが異なります。

しっかり比較検討したうえで、なるべく自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

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問題集選び

宅建の問題集には、過去問集や一問一答問題集、その他オリジナル問題集などいろんな形態があります。

その中でも過去問集は絶対買うようにしましょう。過去問集は多くの受験生が勉強しているものだからです。

一問一答問題集は学習初期や復習用におすすめです。必須ではありませんが、手軽に問題演習をしたいなら一冊手元に置いておくと学習が進むでしょう。

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過去問演習が大事

市販されている12年分の宅建過去問集を本試験までに繰り返し解き、90%以上の正答できるようにすることが大事です。

宅建試験は過去問の焼き直しが多く、過去問をしっかりこなすだけでも合格ライン上に達することができます。

過去問は丸暗記では実力はつきません。解答する際にその理由に関してもしっかり思い出せるようにすれば、本番でもケアレスミスをしなくなるでしょう。

模試は必ず受ける

宅建の本試験前に会場でも市販本でもいいので、模試は必ず受けることをおすすめします。

特に独学をしていると自分の実力がどのくらいなのか気づきにくいものです。また、模試を受けることで理解不十分な重要論点もはっきりわかります。

ある程度学習が一通り完了したら定期的に模試を受けて、自分の理解度をチェックするようにしましょう。

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宅建は独学 or 通信講座どっちがいい?

本章では、宅建を独学・通信講座受講のどちらで勉強するべきかについて説明していきます。

宅建自体は独学でも十分合格可能

宅建自体は独学でも十分合格可能な試験ではありますが、一方で宅建に何年も受からない人も数多くいる現実もあります。合格率も10%後半の難関資格なので簡単ではありません。

ある程度、法律や不動産関連の知識があったり、資格の勉強経験があったりするなら独学でも大丈夫だと思います。

ただ、前述の通り、独学だと自分の学習の進み具合がわかりにくいですし、合格にはどういう勉強が大事なのか把握しづらいです。

独学の場合、宅建合格に必要な勉強法や情報を自分から積極的に取りにいく姿勢も求められるでしょう。

「独学でいきたいけど不安」という人は、とりあえず独学で学習を始めてみて、無理そうなら通信講座の受講を検討してみるといったスタンスでいいと思います。

その場合、途中で軌道修正しやすいように、本試験まで余裕ある期間を確保したうえで学習を始めるようにしましょう。

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通信講座を利用したほうがいい人とは?

宅建の学習で通信講座を利用したほうがいい人は以下の通りです。

・独学が難しい人
・オンラインで学習したい人
・短期間で合格したい人
・質の高い教材を手に入れたい人
・一発で合格したい人
・勉強の習慣を身につけたい人

上記に当てはまる人は通信講座の受講を検討したほうがいいでしょう。

近年では、安い宅建講座が増えており、安いスクールだと3万以下で受講可能です。独学とあまり変わらない値段なので、通信講座を受講して効率よく宅建に合格しましょう。

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宅建試験合格後

本章では、宅建試験合格後について説明していきます。

資格登録

宅建試験合格したら自動的に宅建士になれるわけではなく、宅建士として登録する手続きが必要となります。

また、実務経験がない場合は登録実務講習を受ける必要があるので注意しましょう。

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転職

宅建を取得したら転職活動に活かしたいという人は多いと思います。

宅建は未経験から不動産業界に転職するうえでも有効な資格です。

不動産業界以外にも保険業界や金融業界でも重宝されますので、不動産業界にこだわりがないなら転職先はいろいろと検討してみましょう。

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副業

宅建資格は社員として転職する以外にも、バイトやパートなどでも活かせます。

不動産営業の求人ばかりではなく、重要事項説明業務を中心に行う求人や、不動産会社での事務の求人なども少なくありません。

宅建を取得したものの、活かせてないという人は宅建を活かせる仕事をいろいろとチェックしてみることをおすすめします。

個人的には宅建資格をアピールして、不動産に関する記事執筆を行うWebライターが在宅でできておすすめです。

筆者自身もWebライターの副業をすることがありますが、月数万くらいなら狙えます。

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まとめ

宅建の試験情報と基本的な勉強法に関して紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

宅建は決して簡単な試験ではなく、計画的に勉強しないと合格は難しいです。

年に一回の試験でもありますから毎年受験することになると多くの時間を費やしてしまいます。そうならないためにも一発で合格できるような勉強計画を立てて学習をしていきましょう。

資格試験慣れしていないと、教材や勉強法で試行錯誤するものです。教材選びや、独学か通信講座受講かの検討なども早い段階でしっかり行うようにしましょう。

  • この記事を書いた人

エムツー

行政書士事務所の代表・フリーランスのライター・ブロガーとして活動中 | 不動産業界未経験から宅建に一発で合格 | 本ブログでは宅建の勉強法や教材・講座選びなど役立つ情報を提供していきます | 執筆・相互リンク等のご相談はお気軽にお問い合わせください | ⇒執筆者情報

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