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宅建士の資格登録の手続きは?必要書類・費用と併せて解説!

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「宅建合格後の資格登録手続きがよくわからない」

「宅建の資格登録って費用はどれくらいかかる?」

宅建士の資格登録はどんな流れで、どういう書類が必要なのかわからないという人も少なくないと思います。

また、そもそも宅建士の資格登録はどんな場合に必要?という疑問もあるでしょう。

そこで本記事では、宅建士の資格登録に関してポイントを押さえつつ詳しく解説していきます。

宅建士資格登録の条件

宅建士資格登録にあたっては一定の条件があります。

本章にて、どんな条件があるのか見ていきましょう。

登録に必要な要件

宅建士として資格登録するには以下の要件が必要となります。

(ア)宅地建物取引業の実務(一般管理部門は除く。)の経験が2年以上ある者
(イ)国土交通大臣の登録を受けた宅地又は建物の取引に関する実務についての講習(以下「登録実務 講習」という。)を修了した者
(ウ)国、地方公共団体又はこれらの出資により設立された法人において宅地又は建物の取得又は処分の業務に従事した期間が通算して2年以上である者
参考:一般財団法人不動産適性取引推進機構「宅地建物取引士資格登録等の手続きについて」

宅建合格だけでは登録の要件は満たさないということに注意しましょう。

上記の「2年以上の実務経験」と「講習」にについて詳しく見ていきます。

「2年以上の実務経験」の内容

宅建士として資格登録するうえで求められる実務経験は、ただ不動産会社で働くだけでは要件を満たしません。

免許を受けた宅地建物取引業者としての業務又は宅地建物取引業者の従事者としての顧客への説明、物件の調査等具体の取引に関する業務をいいます。宅地建物取引業の取引実績がない場合や主たる業務が宅地建物取引業でない場合は実務経験とは認めません。

また、受付、秘書、総務、人事、経理、財務等の一般管理業務、このほか単に補助的な事務は、実務経験とみなしません。
参考:東京都住宅政策本部「宅地建物取引士資格登録申請 実務経験、登録実務講習」

上記の通り、顧客への説明や物件の調査など宅建取引業でないと認められません。上記以外にもさまざまな宅建取引業があると思いますので、経験業務が実務経験として認められるのか確認するようにしましょう。

また、宅地建物取引業の実務経験が2年以上あっても、申請時から過去10年以内でない場合は要件を満たしませんので注意しましょう。

実務経験が足りない場合は登録実務講習を受講

実務経験が足りない場合は登録実務講習を受講する必要があります。

登録実務講習は国土交通大臣の登録を受けた機関にて受講しなければならず、その教育機関は令和3年5月18日現在で、26社ほどいます。

教育機関によって、スクーリングの実施日程や、費用(1万~2万ほど)は異なるので、しっかり比較検討したほうがいいでしょう。

⇒国土交通省「登録実務講習実施機関一覧」を見てみる

登録実務講習の大まかな流れは以下の通りです。

・通信講座(約1か月)
・スクーリング(1~2日間)
・修了試験(スクーリング後に実施、1時間ほど)

最後の修了試験に合格した段階で、修了証が発行され、宅建士の資格登録ができるようになります。

宅建士登録手続きに必要な書類や費用

宅建士登録手続きにおいて必要な書類・費用は以下の通りです。

・登録申請書
・誓約書
・身分証明書
・登記されていないことを示す証明書
・住民票
・合格証書(原本とコピー)
・顔写真
・登録資格を証する書面(実務経験証明書や登録実務講習の修了証)
・従業者証明書(現在宅地建物取引業者に勤務し宅地建物取引業に従事している人が対象)
・印鑑
・登録手数料(37,000円)

参考:東京都住宅政策本部「宅地建物取引士資格登録申請提出書類と持参するもの」

上記の通り、多くの書類を提出する必要があります。登録にかかる費用も37,000円であり、安くない金額です。

ご紹介した提出書類は東京都の場合で、都道府県によって微妙に内容が異なる場合があります。提出が必要な書類は、お住まいの地域にて確認するようにしてください。

宅建士登録せずに活かすには?

ここまで宅建の登録について紹介してきましたが、思ったよりお金がかかって手続きも面倒だと感じた人もいるのではないでしょうか。

仕事ですぐに使うならいいですが、試験に受かったからといって気軽に登録できるものではないですよね。

資格登録せずに活かすなら副業用に利用するというのもアリだと思います。

個人的なおすすめは宅建資格を活かして、不動産に関するコラム記事を書くWebライターがおすすめです。

Webライターなら登録しなくてもいいですし、在宅で働けるので副業しやすいです。

⇒関連記事:エムツーブログ「Webライターの始め方を完全未経験向けに全解説!【簡単5ステップ】」

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まとめ

宅建士の登録について紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。

宅建士の登録には条件や手続きなどが必要であることがわかりました。試験の合格だけでは宅建士になるわけではないので注意しましょう。

実務経験が足りない場合は、登録実務講習の受講が必要です。受講先にもいろいろとあり、それによって受講料やスクリーニングの実施日程が変わってくるので、受講先の選定もしっかり検討しましょう。

※当ブログでは宅建に関して役立つ記事を多く載せてますので他の記事も併せてご覧ください。

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  • この記事を書いた人

エムツー

行政書士事務所の代表・フリーランスのライター・ブロガーとして活動中 | 不動産業界未経験から宅建に一発で合格 | 本ブログでは宅建の勉強法や教材・講座選びなど役立つ情報を提供していきます | 執筆・相互リンク等のご相談はお気軽にお問い合わせください ※本サイトはPRを含みます | ⇒執筆者情報

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