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「パーフェクト宅建士過去問12年間」徹底レビュー!

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悩む人
パーフェクト宅建士の12年過去問題集で勉強しようと思っている。問題を多く解けて良さそう。でも購入前に実際使った人の感想を聞いておきたい。

本記事は上記のような疑問を解消していきます。

本記事でわかること

・「パーフェクト宅建士過去問12年間」のメリットとデメリット
・「パーフェクト宅建士過去問12年間」と他の過去問集との比較

「パーフェクト宅建士」のテキストを利用していて、そのまま過去問集も同じシリーズを使おうと考えている人は少なくないのではないでしょうか。

同じシリーズのほうが何かと勉強が進みそうですよね。

ただ、過去問集は本シリーズ以外にも多く出版されているため、比較検討した上で選ぶことをおすすめします。

本記事では、宅建合格済みの筆者が実際に読んだ上で、「パーフェクト宅建士過去問12年間」を詳しく紹介していきます。

「パーフェクト宅建士過去問12年間」とは?

パーフェクト宅建士過去問12年間の特徴

・年度別に12年分の過去問を収録
・問題と解説が別冊で取り外せる
・出題傾向や難易度について明示
・最新統計等ダウンロード可能

「パーフェクト宅建士」シリーズは、不動産業界会員数10万社の「(公社)全国宅地建物取引業協会連合会」も推薦する宅建学習の定番となってます。

12年分とボリューム十分の過去問集であり、本書をしっかり完璧にすれば合格へ着実に近づけるでしょう。

最新の統計資料も無料でダウンロードできるので、統計問題にも安心して対応できます。

次章以降にて「パーフェクト宅建士過去問12年間」のメリット・デメリットを詳しく説明していきます。

「パーフェクト宅建士過去問12年間」のメリット

年度別に12年分の過去問を収録

本書は年度別に12年分の過去問(合計600問)を収録しており、過去問集としてはトップクラスのボリュームです。

年度別の過去問集以外では、重要過去問だけを収録した過去問集があり、300問程度のものが多くなってます。

「パーフェクト宅建士」シリーズにも、本書以外に重要過去問だけを収録した「パーフェクト宅建士分野別過去問題集」があり、こちらは300問を収録してます。

年度別だと問題や論点が重複するというのがありますが、それでも数多く問題を解くことで、知識の精度が上がり、いろんな角度から問われても正解できるようになるでしょう。

解説もかなり詳しく丁寧に記述されてあるため、しっかり読み込めばかなり力が付くはずです。

「パーフェクト宅建士基本書」とリンク

本書は「パーフェクト宅建士基本書」とリンクしており、テキストの参照先が明示されてます。

いちいち「パーフェクト宅建士基本書」で該当箇所を探したり、参照先を過去問集に書き込んだりする必要がありません。

解説で疑問点や不明点等があった時は、随時テキストを参照することで、より理解を深めることができるでしょう。

出題傾向や難易度を把握

本書には出題傾向や難易度も随所に明記されています。

12年分の過去問ともなると、毎年出題されるような重要論点もあれば、数年に1度出題されるかどうかといったマイナーな論点もあります。

出題傾向や難易度を見つつ、優先度をつけて問題を解いていけば、効率的に得点力を上げていけるでしょう。

また、出題傾向から、本年度に出題されそうな論点の目途をつけることもできます。

分冊に対応している

本書は分冊に対応しており、問題と解説それぞれを取り外すことが可能です。

800ページ以上ありますので、それぞれ分けることで持ち歩きが容易。

外出先でも過去問演習したいという人には便利です。

「パーフェクト宅建士過去問12年間」のデメリット

解説に図解などがない

解説自体は丁寧で良かったですが、文字ばかりで図解やイラストなどが足りないと思いました。

もう少し初学者がイメージを持ちやすいよう図解やイラストを採用しても良かったかなと思います。

Kindle版はない

本書に限らずですが、「パーフェクト宅建士」シリーズはKindleに対応していません。

本書は分冊に対応しているとはいえ、本をバッグに入れて持ち運ぶのは大変です。

スマホやタブレットを使って、スキマ時間で学習したいという場合は、Kindle版のある過去問集もチェックしてみましょう。

「パーフェクト宅建士過去問12年間」と他の過去問集との比較

「パーフェクト宅建士過去問12年間」と他の過去問集とを比較すると以下の通りです。

問題 分冊 Kindle版 ページ数 価格
みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集 12年分 可能 無し 868ページ 2,860円
わかって合格(うか)る宅建士 過去問12年PLUS(プラス) 12年分 可能 無し 956ページ 2,860円
ユーキャンの宅建士 過去12年問題集 12年分 可能 無し 860ページ 2,860円
出る順宅建士 ウォーク問過去問題集 重要過去問 不可 有り 1巻:342ページ
2巻:364ページ
3巻:410ページ
1巻:1,760円
2巻:1,760円
3巻:1,980円
宅建士 合格のトリセツ 基本問題集 重要過去問(300問) 可能 有り 627ページ 2,750円
パーフェクト宅建士 過去問12年間 12年分 可能 無し 830ページ 2,860円
合格しようぜ! 宅建士 音声付き過去15年問題集 15年分 不可 有り 648ページ 2,530円
宅建士問題集 過去問宅建塾 (らくらく宅建塾シリーズ) 重要過去問 不可 無し 1巻:458ページ
2巻:490ページ
3巻:474ページ
1巻:1,980円
2巻:1,980円
3巻:1,980円

12年分とボリュームは十分で、分冊が可能、テキストのリンクもあるということで、全体的にはよくできている過去問集と言えます。

解説も丁寧であり、オーソドックスな過去問集がいいという人におすすめです。

ただ、図解などは少なく、Kindle版もないので、そういった点が気になるなら他の過去問集もチェックしてみましょう。

「パーフェクト宅建士過去問12年間」での学習に限界を感じたら

「パーフェクト宅建士」シリーズは長年にわたる実績があり、その情報量は信頼でき、本過去問集をしっかりこなせば十分合格は狙えます。

ただ、参考書として、解説や構成がやや硬い印象がありますので、合う合わないはあるかと思います。

もし、本シリーズで学習してみたが得点がなかなか伸びないという場合は通信講座の受講もおすすめです。

通信講座の受講なら講師によるかみ砕いた解説を聴けて、過去問講義や答練を通じて、より効果的なアウトプットができます。

通信講座については下記の記事もぜひ合わせてご覧ください。

まとめ

「パーフェクト宅建士過去問12年間」のポイントは以下の通りです。

・年度別に12年分の過去問を収録
・テキストのページとリンクしている
・出題傾向や難易度も一目でわかる
・問題と解説は別冊となっている

全体的に大きな欠点がなく、良くできたオーソドックスな作りの過去問集と言えます。

テキストとリンクしているので、「パーフェクト宅建士」シリーズをすでに使っているなら本書は有力な選択肢となるでしょう。

ぜひ本書を使って宅建合格を勝ち取りましょう。

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  • この記事を書いた人

エムツー

行政書士事務所の代表・フリーランスのライター・ブロガーとして活動中 | 不動産業界未経験から宅建に一発で合格 | 本ブログでは宅建の勉強法や教材・講座選びなど役立つ情報を提供していきます | 執筆・相互リンク等のご相談はお気軽にお問い合わせください | ⇒執筆者情報

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