宅建の学習が2年目に入り、次年度の試験に向けて対策を考えているという人は少なくないのではないでしょうか。
あと数点で惜しくも合格を逃した方、30点前後で停滞したという方なども多いかと思います。
宅建はただ多く勉強して暗記すれば受かるという試験ではありません。同じような勉強をしていたら、また同じような結果となりかねないでしょう。
2年目に受かるよう、内容のある勉強をし、得点力を着実に高め、1点、2点と積み上げていくことが大事です。
そこで本記事では、宅建合格済みの筆者が、宅建学習が2年目の人向けに、学習上のポイントを紹介していきます。
そもそも宅建学習が2年目になるってどうなの?
2年目に突入する宅建受験生は多い
そもそも宅建試験は合格率10%半ばから後半であり、一回で受かる人は多くなく、2年目に突入する受験生も多いです。
一般的には、一回で受かる人は約4割くらいと言われてますから、半分以上の人は2年目に突入する計算になります。
なので、2年目となってしまったからといってあまり悲観する必要はありません。
なぜ一回で受からなかったのか、冷静に自己分析することから始めましょう。
宅建学習が2年目となる人の特徴
宅建学習が2年目となる人の特徴は以下の通りです。
・勉強時間が少なかった
・過去問をやり込まなかった
・知識の精度が足りなかった
・不得意科目があった
いろんな原因が考えられると思いますが、特に上記に当てはまるものがあったら改善したほうがよいと思います。
2年目に着実に受かるよう、不安材料は1つ1つクリアしていきましょう。
2年目の宅建学習に意識すべきポイント
勉強時間はしっかり確保する
1年目の受験時に勉強時間が少なかったという人は、勉強時間をしっかり確保するようにしましょう。
一般的に宅建合格に必要な勉強時間は300時間から400時間とされてますので、それ以下だった場合は、単純に勉強不足の可能性があります。
なので、2年目は本試験までに300時間から400時間くらいは勉強するようにしてみてください。
学習経験があり、基礎はある程度できてるとはいえ、間を空けてしまうと忘れていくものです。
実力を維持するためにも、日々の学習のペースを作ることから始めていきましょう。
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インプットからやり直すべきケース
得点にして25点以下の場合は、基礎知識が足りていない可能性が高いので、インプットをやり直すことをおすすめします。
インプットが足りてない状況で過去問や模試を解いても、知識は身に付くかもしれませんが、土台がしっかりしてないので、忘れやすくなります。
問題演習をやみくもに繰り返すより、まずはテキストをじっくり読み直したほうがよいでしょう。
独学だと厳しいと感じたなら入門講座を受講をするのもおすすめです。
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過去問は9割以上の正答を目指す
宅建は過去問を完璧にしておけば勝負できる得点付近には達しますので、市販の過去問集は9割以上解けるようにしておきます。
過去問は2周~3周したくらいでは完璧にならないので、5周以上はしたいところ。
ボリュームもここ数年分だけでなく、12年分をしっかりこなすようにしましょう。
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問題を解く際は理由も含めて回答する
過去問を解く際は、理由を含めて回答する癖をつけておけば、ケアレスミスは減り、知識の精度も向上します。
勉強はかなりしたのに落ちた、得点が上がっていかない、という場合は、学習が丸暗記になってしまっている可能性があります。
また、過去問に慣れ過ぎると、問題文を全てしっかり読まず、「これは〇〇について問われている問題だな」と早合点して、誤答してしまうケースも増えてきます。
そうしたミスをなくしていくためにも、丸暗記の学習ではなく、理解重視のアウトプットを日頃から心がけましょう。
宅建業法と権利関係は得意にする
2年目の宅建合格を確実なものにするには宅建業法と権利関係で高得点を狙っていきます。
どちらも配点が大きく、大量失点すると他の科目での挽回が難しくなり、落とせない科目です。
特に宅建業法は20点もありますし、合格ラインにいる受験生は満点近く取ってきますので、18点以上を目標点としたいところ。落としても16点には留めないと厳しくなるでしょう。
権利関係も14点中9点くらいを目標にします。
民法は条文数が多く、満点を取るのはかなり厳しく、どこまで勉強するか難しい科目です。
ただ、範囲が広いからと親族・相続は捨てるなどはせず、少なくとも過去出題実績のある論点は過去問演習しておき、なるべく落とさないようにしましょう。
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2年目以降の受験生向け講座を受講する
2年目の宅建学習をどうするか迷っているなら宅建中上級(学習経験者向け)講座の受講もおすすめです。
中上級講座では、インプットをコンパクトにして、その分アウトプットを多めにし、より実践的なカリキュラムとなってます。
効率的にインプットをやり直せますし、多くの問題を解くことで問題の読み方、解き方を学び、得点力の向上が期待できます。
また、2年目ということで学習スケジュールをどうするか悩んでいるという人にとっても、いいペースメーカーとなるでしょう。
下記の記事にて宅建中上級(学習経験者向け)講座をまとめてますのでぜひ合わせてご覧ください。
まとめ
今回は2年目の宅建学習について書かせていただきました。
合格まで僅かだったとしても、その差を埋めるのは容易ではなく、同じような勉強をしていても得点力は上がっていかないかもしれません。
直前期に慌てないよう早期から2年目の学習について、これまでの勉強法を見直した上で、しっかり計画を立てることをおすすめします。
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