「宅建の試験範囲が広くてなかなか暗記ができない」
「宅建は似たような数字や制度が多くて暗記しづらい」
宅建の暗記に関して覚え方のコツを知りたいという人は多いのではないでしょうか。
宅建は覚える量が多いので、前に勉強した箇所を暗記したつもりでいても、時間が経つと忘れてしまっていたというパターンも多いと思います。
覚え方のコツを確立していないと勉強しては忘れの繰り返しとなってしまう可能性があります。
そこで本記事では宅建の暗記で悩んでいる人向けに覚え方のコツを紹介していきます。
宅建は丸暗記で合格できる試験なのか?
本章ではそもそも宅建は丸暗記で合格できる試験なのか?という点について説明していきます。
【結論】全ての問題を丸暗記で対応するのは難しい
宅建の問題は丸暗記で対応できる問題や科目もありますが、一部の問題は丸暗記では難しいです。
特に宅建業法はひっかけ問題が多いので、しっかり理解してないとケアレスミスしてしまうでしょう。
宅建の勉強における暗記のポイントについて具体的に検討していきます。
過去問の焼き直しの割合が多い
宅建は過去問の焼き直しが7割程度と言われています。
過去問を9割以上出来るようにして臨めば確実に7割は取れるはずです。
yahoo知恵袋
ですので、基本的には過去問を9割以上完璧にしておけば合格ラインにはのるはずです。
ただし、これは丸暗記ではなくしっかり理解したうえで9割以上正答できることが前提だと考えてます。
宅建のおすすめ過去問8選を紹介!比較レビューしました!【2023年最新】
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ひっかけの問題も多い
過去問の焼き直しが多いことを考慮すると丸暗記で対応できそうですが、その分いやらしいひっかけ問題も多いので、生半可な理解だと間違えてしまう可能性が高いです。
焼き直しが多いのに過去問を勉強して合格できない人も多いのはそういった理由が考えられます。
科目によっては暗記だけでも対応できる
法令上の制限や税制関連は暗記で対応できる問題が多いので、暗記すればするほど得点が伸びる科目です。
宅建業法も同様ですが、宅建業法は他の科目に比べていじわるな問題が多いので、問題文を1字1句間違いがないかチェックできるくらいに理解を深めておく必要があります。
宅建の暗記ができない人向け覚え方のコツを紹介
復習の回数を増やす
まず覚え方のコツの基本として復習の回数はできるだけ多くしたほうがいいです。
過去問と同じ問題は出ないからといって過去問はあまり解かないという人がたまにいますが、過去問こそ本試験の傾向に忠実な問題集なので、最も学習効果が高い教材です。
具体的には、最低でも5回~7回以上は本試験までに回したいところですね。
東大を首席で卒業した元財務官僚で弁護士の山口真由さんも7回読みを推奨されています。
7回読み勉強法の基本は、一冊をじっくり読み進めるのに時間をかけるのではなく、
最初はさっと読み進め、次第にそのアウトラインや構造を掴み、最終的にはその細部までを理解、定着させるということ
参考:予備校ガイド
元財務官量で弁護士の山口真由さんも7回読みを推奨されています。
7回以上繰り返すとなるとある程度の勉強時間が必要であり、100時間以上は欲しいところです。
宅建の難易度的には、200時間から300時間ほど勉強時間が必要とされていますので、一定の勉強時間を捻出するようにしましょう。
復習する間隔を短くする
復習する間隔を短くすることも基本的な覚え方のコツとして必ず実践をしたほうがいいです。
このことによって、忘れにくくし、記憶の定着を図ることができます。
忘却曲線
心理学の世界では忘却曲線という理論があり、時間が経てば経つほど忘れる度合いが強くなります。
20分後:覚えた内容の42%を忘れる
1時間後:覚えた内容の56%を忘れる
1日後:覚えた内容の74%を忘れる
1週間後:覚えた内容の77%を忘れる
1ヶ月後:覚えた内容の79%を忘れる
参考:Atsueigo
上記を見ても1日経った程度でもかなりの割合を忘れてしまうことがわかりますね。
ですので、苦手な分野などは勉強した箇所を次の日にすぐ復習したりすることで学習効果を上げることができるでしょう。
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特に学習初期の頃は忘却曲線を意識して、復習の間隔を短くするべきです。
復習はスピードを重視すべし
ここで重要なことは、あまり細かい論点を気にしていると少し進むだけでかなりの時間を取られてしまうので、スピード重視で復習していくことです。
特定の分野や論点で時間をかけすぎると、他の箇所を再度復習するタイミングが1週間後、2週間後といったようにずれこんでしまい、また0に近い状態から覚えなければならなくなります。
先ほど紹介した7回読みでも同じことが言われてますが、わからない論点があってもどんどん先に進んでまずは何が重要かその全体像をつかんでいくことが大事です。
勉強計画もしっかり立てて、テキストや過去問を何回回すのかだいたいでもいいのでしっかり決めておくようにしましょう。
図や表で覚える
文章で覚えるのが苦手な人は図や表を使った覚え方もおすすめです。
自分でノートを作ってもいいですし、まとめ本・要点整理本を利用するのもいいと思います。
私が使っていたおすすめのまとめ本・要点整理本は「パーフェクト宅建・要点整理」です。
特に重要な箇所や苦手分野のページに付箋を貼っておきましょう。
毎日眺めるだけでも学習効果があります。
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宅建のまとめ本・整理本おすすめ5選!使い方と併せて紹介!【2022年最新】
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チェックシートを利用する
宅建を勉強をしているがなかなか暗記できないという人は、なんとなく覚えているという状態の場合が多いです。
覚え方のコツとしては、重要な論点やキーワードをペンで塗り、チェックシートで隠し、暗記できているか定期的にチェックしてみましょう。
暗記できているかあいまいな状態のままにしないようにすることが大事です。
音声教材を利用する
文章や図、表で覚えられないなら音声教材も利用してみましょう。
市販の音声教材はかなり少ないですが、以下のLECが出版している「出る順宅建士 逆解き式! 最重要ポイント555」おすすめで、私も学習初期の頃に使ってました。
音声教材なら勉強する気がおきないような時などでも受け身で勉強できるので、学習のペースを維持できるのもメリットです。
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語呂合わせで覚える
やや力技ですが、語呂合わせという覚え方もあります。
語呂合わせを紹介しているサイトを紹介していきますのでチェックしてみてください。
書いて覚える
書くということも1つの覚え方です。
苦手な論点を自分なりにまとめてみたり、図や表を作ってみたりすることで頭の中が整理されていくはずです。
※以下の「nu board (ヌーボード)」はホワイトボードのノート版で消しやすく、何回も使えるので個人的におすすめです。
なにかと便利。ノート型ホワイトボード、ヌーボード。即売会で値札にも出来るし、絵も描ける。複数ページあるからメモ書きにも出来る。 pic.twitter.com/BGunXfQmBi
— みゃんゆき (@yukimyan_d) November 19, 2016
暗記カードを利用する
高校受験、大学受験とかでよく使われる暗記カードを利用するという覚え方もあります。
手軽に持ち運べて、ちょっとした合間に復習できるのがメリットです。
ただ、書いていくのに時間がかかりますし、暗記カード自体書くスペースが小さすぎるのが不便というデメリットがあります。
宅建の暗記法や覚え方をいろいろ工夫したが点数が伸びない場合
ここまでいろいろと暗記法や覚え方のコツを紹介してきましたが、それでも改善できそうにないという場合は宅建の通信講座の受講を検討したほうがいいです。
宅建のテキストの内容がうまく理解できていない可能性が高く、講師のわかりやすい講義や、講師への質問などが必要と考えられるからです。
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【まとめ】宅建の暗記ができない人は覚え方のコツを取り入れて勉強を工夫しよう
いかがでしょうか。
ただテキストを読み、過去問を繰り返して暗記するスタイルだと自分の弱点をつぶせないまま本試験を迎えてしまう可能性が高いです。
試験で落としてはいけない論点を確実に習得するために、知識の精度を上げる覚え方を実践していくようにしましょう。
これから宅建の勉強を始めるという人は下記の記事もぜひ合わせてご覧ください。
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