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「パーフェクト宅建士基本書」徹底レビュー!

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悩む人
パーフェクト宅建士シリーズのテキストで勉強しようと思っている。昔からあるシリーズだし信頼できそう。でも実際使った人の感想を聞きたい。

本記事は上記のような疑問を解消していきます。

本記事でわかること

・「パーフェクト宅建士基本書」のメリットとデメリット
・「パーフェクト宅建士基本書」と他のテキストとの比較

パーフェクト宅建士シリーズは長年宅建の教材として出版されており、多くの合格者を出してきた実績があります。

そのため、パーフェクト宅建士シリーズにて試験勉強を考えているという人も少なくないのではないでしょうか。

ただ、近年では本シリーズ以外にも質の良い教材が出てきており、しっかり比較検討することが大事です。

そこで本記事では、宅建合格済みの筆者が実際に読んだ上で、「パーフェクト宅建士基本書」について詳しく紹介していきます。

「パーフェクト宅建士基本書」とは?

パーフェクト宅建士基本書の特徴

・オーソドックスなテキスト
・網羅性と正確性に定評
・「ウォームアップ」コラムを設置
・重要知識がビジュアルでわかる
・読者3大特典あり

「パーフェクト宅建士基本書」は不動産業界会員数10万社にも上る「(公社)全国宅地建物取引業協会連合会」が推薦する宅建学習書で、業界的にも有名なテキストです。

1990年代から30年以上にわたって出版されているロングセラーでもあり、実績と信頼があります。

ボリュームは十分で、制度趣旨もしっかり解説されており、最新の統計資料などもダウンロード可能。

全体的に癖のないオーソドックスなスタイルの基本書と言えます。

次章以降にて「パーフェクト宅建士基本書」のメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

「パーフェクト宅建士基本書」のメリット

講義調の解説

本書は2020年のリニューアルにより、いわゆる「ですます」調の生講義スタイルに変わり、初学者がより学習しやすくなりました。

文体に癖がなく、簡潔にまとめてるので、不動産業界が未経験で、宅建の学習をこれから始めるという人でも読みやすいです。

また、各章には「ウォームアップ」コラムがあり、制度趣旨からしっかり解説。

どうしてこの制度はこういう決まりになっているのか?といったところから理解した上で、知識を正確にインプットしていけるでしょう。

図表や事例がわかりやすい

本書では、難しい専門用語は事例とともに説明してくれるため、初学者でもイメージしやすくなってます。

また、図表も随所にあるので、知識の整理を視覚的に行うことが可能。

その他、「基本」、「メモ」、「用語の定義」といった形で項目ごとに整理されていて、見たい情報をすぐに見つけることができ、レイアウト的にも見やすいなと思いました。

出題データや重要度を明記

各章の冒頭では、出題データや重要度が明記されています。

どの論点を重点的に学習すればいいか明確であり、優先度をつけた学習がしやすいです。

本試験まで時間が少ないという人にとっても、学習のメリハリがきいて、無駄のない学習計画を立てられるでしょう。

「パーフェクト宅建士基本書」のデメリット

フルカラーではない

本書は2色刷りとなっており、フルカラーではありません。

近年出版されている宅建テキストはフルカラーに対応したものが多くなっている中、そうした流行にはやや遅れている感があります。

とはいえ、フルカラーだとカラフルすぎて逆に見にくく、2色刷りのほうが抑え気味の配色で見やすいという人もいるかと思います。

好みの部分も大きいので、気になるなら他のテキストもチェックしてみることをおすすめします。

図解イラストは少ない

本書は図表が取り入れられていると紹介しましたが、それでも図解イラストは他のテキストと比べて少ないと思いました。

そのため、文字が多めの印象を受け、文字を読んでいくのが苦手という人にとっては、とっつきにくさを感じるかもしれません。

できるだけ視覚的に覚えていきたいという人は他のテキストのほうが良さそうです。

まだ全体的に硬めの印象

2020年から講義調の解説スタイルとなりましたが、それでもまだ全体的に硬い印象を受けました。

法律学習なのである程度は仕方ない部分ですが、もう少しかみ砕いた感じの解説があっても良かったかなと思います。

硬い文章が苦手という人にはやや苦痛に感じるかもしれません。

逆に言えば、オーソドックスな文体がいいという人にとっては読みやすいです。

分冊やKindleには未対応

本書は紙媒体の本だけで、Kindle版はありません。

また、分冊に対応しておらず、分けて持ち運ぶこともできない仕様となってます。

本書をはじめ、宅建テキストはどれも600ページ超ありますから持ち運びするのは大変です。

外出先で勉強をしたいという人は、Kindle版や分冊に対応したテキストもチェックしてみましょう。

「パーフェクト宅建士基本書」と他のテキストとの比較

「パーフェクト宅建士基本書」と他のテキストとを比較すると以下の通りです。

カラータイプ分冊Kindle版ページ数
みんなが欲しかった!宅建士の教科書フルカラー図解イラスト多め可能無し652
わかって合格(うか)る宅建士 基本テキストフルカラーオーソドックス可能無し706
スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト2色刷り図解イラスト多め可能無し828
宅建士 合格のトリセツ 基本テキストフルカラー図解イラスト多め可能有り547
出る順宅建士 合格テキスト2色刷りオーソドックス不可有り1巻:431
2巻:307
3巻:437
ユーキャンの宅建士 きほんの教科書フルカラー図解イラスト多め可能無し744
らくらく宅建塾2色刷り講義調不可無し532
パーフェクト宅建士 基本書2色刷りオーソドックス不可無し659
合格しようぜ! 宅建士 基本テキスト2色刷り講義調不可有り752
どこでも宅建士 とらの巻2色刷り図解イラスト多め不可有り533

本書は2色刷りでフルカラーではないという点は、近年のテキストの傾向からやや遅れている感があります。

また、分冊にも対応しておらず、携帯性に関しても劣ってます。

内容的には良くも悪くも癖がなく、やや硬派なテキストが好きな人にはおすすめです。

図解イラストが豊富で、よりとっつきやすいのがいいなら他のテキストもチェックしてみましょう。

「パーフェクト宅建士基本書」での学習に限界を感じたら

「パーフェクト宅建士基本書」は長年の信頼と実績があり、合格に必要な知識は網羅してます。

同じシリーズには過去問や一問一答集、要点まとめなど教材は豊富にあり、それぞれを活用すれば十分合格を狙えるでしょう。

ただ、テキストとしてやや硬い印象はあり、初学者だと途中でつまづく可能性もあります。

もし、独学では厳しそうだなと感じたら通信講座の受講もおすすめです。

通信講座なら講師によるかみ砕いた解説により理解を深め、無駄のないカリキュラムで最短距離で合格を狙えます。

通信講座については下記の記事もぜひ合わせてご覧ください。

まとめ

「パーフェクト宅建士基本書」のポイントは以下の通りです。

・2色刷りの構成
・講義調の解説
・図表や事例が豊富
・出題データや重要度を明記
・全体的にオーソドックス

良くも悪くも癖がなくてオーソドックスな基本書と言えます。

近年では、フルカラーで図解イラスト多め、ラフな講義調のテキストが多くなってきてますが、そういうのが逆に苦手という人には本書がおすすめです。

ぜひ本書を使って宅建合格を勝ち取りましょう。

  • この記事を書いた人

エムツー

行政書士事務所の代表・フリーランスのライター・ブロガーとして活動中 | 不動産業界未経験から宅建に一発で合格 | 本ブログでは宅建の勉強法や教材・講座選びなど役立つ情報を提供していきます | 執筆・相互リンク等のご相談はお気軽にお問い合わせください ※本サイトはPRを含みます | ⇒執筆者情報

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