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「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集」徹底レビュー!

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悩む人
宅建をみんなが欲しかったの過去問集で勉強しようと思っている。でも購入前に実際使った人の感想を聞いておきたい。

本記事は上記のような疑問を解消していきます。

本記事でわかること

・「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集」のメリットとデメリット
・「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集」と他の過去問集との比較

本書は「みんなが欲しかった」シリーズの過去問集にあたる本で、「みんなが欲しかった」のテキストを買い、その延長で本書の利用を考えている人も多いかと思います。

本記事では、宅建合格済みの筆者が実際に読んだ上で、「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集」のレビューをしていきます。

「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集」とは?

「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集」の特徴

・やさしい年度順に掲載
・シンプルでわかりやすい解説
・問題と解説の2分冊

「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集」は大手予備校TACの人気シリーズ「みんなが欲しかった! 」における過去問集です。

「みんなが欲しかった! 」シリーズのわかりやすさをそのままに、シンプルながら要点を付いた解説が好評を得ています。

問題と解説で分冊でき、並べて勉強したり、分けて持ち運んだりもしやすいです。

次章以降にて「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集」のメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集」のメリット

やさしい年度順に掲載

本書はやさしい(合格基準点が高い)年度順に掲載しているという特徴があります。

そのため、順番に従って解きやすくなっており、自然と実力をつけることができるようになってます。

学習初期の頃は、どの問題を重点的に解いていくべきかの判断がつきにくく、迷うこと自体が時間のロスですが、本書ならそうした苦労はありません。

1行解説や図解がわかりやすい

本書はどちらかというと解説はシンプルな印象ですが、それに加えて、簡潔にまとめた1行解説(グレーの部分)があるという特徴があります。

この1行解説で問題を解く上でのポイントをつかみやすくなっており、得点力アップにもつながります。

また、たった1行で重要なポイントを記述しているため、短時間での復習がしやすいです。

解説を全て読んでいくと時間がかかってしまいますが、この1行解説の箇所を重点的に読めば、効率的に復習ができるでしょう。

図解も多くてわかりやすく、文字だけでなく、イメージを持ちながら理解を深めることもできます。

問題と解説の2分冊

本書は問題と解説の2分冊となっており、問題と解説をそれぞれ並べて学習しやすいです。

また、問題と解説を行き来する場合にいちいちページをめくる手間も必要ありません。

ただ、左に問題、右の解説の見開き構成のほうがいい、という人もいるかと思いますので、その場合は他の過去問集もチェックしてみましょう。

最新の統計資料と練習問題あり

統計問題対策として、購入した読者は最新の統計資料と練習問題をダウンロード可能です。

試験直前になってあわてて統計の資料を自力で収集するという手間はかかりません。

「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集」のデメリット

解説がシンプルすぎる?

アマゾンの口コミなどを見ると、解説がシンプルすぎる、わかりにくい、といった声もありました。

本書を実際に読んでみた限り、たしかに数行程度で終わっている解説も見受けられましたが、全体的には、過去問集として平均的な解説量と思います。

前述の通り、図表・図解も多いので、文字だけの過去問集などと比べて、むしろ解説はわかりやすいほうではないでしょうか。

紙面の関係で解説量を抑える部分も中にはあると思いますし、解説のボリュームがあり過ぎても問題演習の時間が余計にかかってしまうだけです。

いずれにしても、本書の解説部分だけでじっくり学習しようとは思わず、ある程度テキストの復習も必要と思っておいたほうがよいでしょう。

問題が次のページにまたがる時がある

問題によって1つのページ内で収まらず、選択肢が次のページにまたがる箇所があり、最悪ページをめくらなければならない場合があります。

この点もアマゾンの口コミで指摘されている方が複数人いました。

個人的にはあまり気にならない部分ですが、人によってはストレスを感じる部分かもしれません。

テキストとリンクしていない

本書は「みんなが欲しかった」シリーズながら、同シリーズのテキストへのリンク(参照ページの記載)が不十分です。

そのため、選択肢でわからないことがあっても、テキストにて該当箇所を自力で探す作業が必要となってしまいます。

この点も口コミで不満の方がいらっしゃいました。

同じ「みんなが欲しかった」シリーズということで購入した人にとっては、ちょっと物足りなさを感じるかもしれません。

Kindle版はない

本書はKindle版はなく、紙媒体の本だけです。

Kindle版のメリットはスマホでちょっとした合間に勉強しやすいという点にあります。

Kindle版のほうが勉強しやすい、勉強時間を捻出できる、といったケースはKindle版のある過去問集を選ぶのもおすすめです。

「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集」と他の過去問集との比較

「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集」と他の過去問集とを比較すると以下の通りです。

問題分冊Kindle版ページ数価格
みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集12年分可能無し868ページ2,860円
わかって合格(うか)る宅建士 過去問12年PLUS(プラス)12年分可能無し956ページ2,860円
ユーキャンの宅建士 過去12年問題集12年分可能無し860ページ2,860円
出る順宅建士 ウォーク問過去問題集重要過去問不可有り1巻:342ページ
2巻:364ページ
3巻:410ページ
1巻:1,760円
2巻:1,760円
3巻:1,980円
宅建士 合格のトリセツ 基本問題集重要過去問(300問)可能有り627ページ2,750円
パーフェクト宅建士 過去問12年間12年分可能無し830ページ2,860円
合格しようぜ! 宅建士 音声付き過去15年問題集15年分不可有り648ページ2,530円
宅建士問題集 過去問宅建塾 (らくらく宅建塾シリーズ)重要過去問不可無し1巻:458ページ
2巻:490ページ
3巻:474ページ
1巻:1,980円
2巻:1,980円
3巻:1,980円

上記の通り、本書は分冊可能、収録年数やページ数などからボリュームも普通であり、平均的な過去問集と言えます。

ただ、本書は年度別の過去問集であり、論点別に整理されているわけではありません。

着実に1つ1つ論点をつぶし、苦手分野をなくしたい場合は、論点別に整理されている過去問集のほうがよいでしょう。

また、Kindle版はないため、スマホをタブレットで勉強したいなら、Kindle版のある過去問集も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集」での学習に限界を感じたら

本書で勉強してみてたが、思ったように得点が上がっていかないという人もいるかと思います。

知識は増えていっても、得点に結びつかない場合は、知識の精度、問題の解き方などに問題がある可能性があります。

独学での学習に限界を感じたら通信講座の受講もおすすめです。

通信講座なら過去問演習講義や、答練などがあり、講師とともに問題の解き方を教わりますので、応用力が鍛えられます。

おすすめの講座は以下の記事にてまとめてますのでぜひ合わせてご覧ください。

まとめ

「みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集」のポイントは以下の通りです。

・やさしい年度順に掲載
・ポイントを押さえた解説
・問題と解説の2分冊
・テキストとのリンクはなし
・Kindle版には未対応

全体的には平均的な過去問集であり、極端な欠点はなく、本書で合格は十分狙えます。

解説は多いとは言えないので、問題演習時は随時テキストを参照しつつ、理解を深めていく学習をするのが大事です。

ぜひ本書を使って宅建合格を勝ち取りましょう。

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  • この記事を書いた人

エムツー

行政書士事務所の代表・フリーランスのライター・ブロガーとして活動中 | 不動産業界未経験から宅建に一発で合格 | 本ブログでは宅建の勉強法や教材・講座選びなど役立つ情報を提供していきます | 執筆・相互リンク等のご相談はお気軽にお問い合わせください ※本サイトはPRを含みます | ⇒執筆者情報

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